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大分野 影響
中分野
タイトル 放射線防護用の線量
説明 放射線防護において被ばくを表す「線量」には、物理量として定義される「吸収線量」、放射線よる人体への影響の度合いを考慮して考案された防護量である「等価線量」、「実効線量」、さらに、防護量を測定値と関連付けた実用(線)量である「周辺線量当量」、「個人線量当量」等がある。最新のICRP主勧告(2007年勧告)に基づく考え方では、人体軟組織の吸収線量に放射線の種類に応じて人体への影響が異なることを考慮した係数(線質係数Qや放射線加重係数wR)を乗じて得られる量である線量当量(記号H)や等価線量(記号HT)、がん等の確率的影響に対する防護の指標となる実効線量(記号E)が防護量として使用される。しかしこれらの防護量は測定ができない量であるため、現場の放射線管理にはこれらに代わって周辺線量当量方向性線量当量、個人線量当量などの実用量(実用計測量)が用いられる。
キーワード
図表
参考文献
参照サイト 国際放射線防護委員会の2007年勧告(日本語版)https://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf
作成日 2019/03/01
更新日