提供: SIRABE
大分野 | 放射線防護 |
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中分野 | |
タイトル | モニタリングの一環としての個人モニタリング |
説明 | モニタリングとは、放射線防護・管理に関連した測定、つまり、場所ならびに個人の外部被ばく及び内部被ばくの測定であり、評価と管理におけるこれらの測定値の解釈までを含むものである。個人モニタリングとは、作業者が着用した個人線量計による測定、並びに作業者の体内もしくは体表面の放射性物質の量の測定とそれらの測定の解釈を行うことを意味する。 ICRP Pub.78〔10〕によれば、個人モニタリングの主な目的は、 a) 管理上および規制上の要件が守られていることを証明するために、実効線量および等価線量(内部被ばくでは預託線量)の評価値を得ること、 b) 作業管理と施設の設計に寄与すること、 c) 事故による過剰被ばくの場合に、適切な健康監視と治療の開始および支援のために有用な情報を提供すること、 とされている。 外部被ばくの個人モニタリングに使用される個人線量計は、実用量である個人線量当量Hp(d)に基づき校正されている。個人線量当量量Hp(d)は、人体上のある指定された点の適切な深さdにおけるICRU軟組織中の線量当量である。この目的のための軟組織は、ICRU4元素組織(ICRU, 1985)として定義されている。 防護量である実効線量の評価のためには深さd = 10mmが、また皮膚、手、手首および足の等価線量の評価には、深さd = 0.07mmが勧告されている。眼の水晶体の線量をモニタリングする特別なケースには、深さd = 3mmが最も適切であると提案されている。 |
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参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) |
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作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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