提供: SIRABE
大分野 | 放射線防護 |
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中分野 | |
タイトル | 最適化 |
説明 | 放射線防護体系の基本原則(行為の正当化、防護の最適化、線量制限)の1つで、正当化された行為について、どの程度の防護方策を講じるかの判断は、経済的および社会的要因を考慮して合理的に達成できる限り低いレベルに保たれなければならない。「合理的に達成できる限り低くという考え方は、英文の“as low as reasonably achievable”の頭文字を取ってALARA(アララ)の原則と呼ばれる。 この原則は、便益が害を上回り、かつ便益の幅が最大となるよう、防護のレベルは最善に保たれるべきということを意味している。防護の最適化の原則は、個人の線量又はリスクの制限とともに、防護体系の中心を成すものであり、計画被ばく状況、緊急時被ばく状況、現存被ばく状況の3つすべてに適用される。また、この最適化の結果、大きな不公平が生じないようにするため、特定の線源からの個人に対する線量又はリスクを制限する必要があり、線量拘束値(又はリスク拘束値)及び参考レベルが用いられる。 防護の最適化は、将来の被ばくを防止し又は低減することを目的とした、前向きの検討による反復されるプロセスであり、ICRP2007年勧告では以下の作業が含まれる。 |
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図表 | |
参考文献 | ・国際放射線防護委員会の1990年勧告(日本語版)https://www.icrp.org/docs/P60_Japanese.pdf ・ICRP, 国際放射線防護委員会の2007年勧告, Publication 103, 〔214〕 (2009) https://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf |
参照サイト | |
作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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