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タイトル | 正当化 (ICRP) |
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英語タイトル | Justification (ICRP) |
説明 | [29]いかなる行為も,その行為の導入がプラスの正味の利益を生じないかぎり採用してはならないということを確実にするために用いられる手法。 [96]放射線攻撃後の問題の1つは,混乱を伴う対策の導入(又は継続)の正当化,すなわち,「介入の正当化」と呼ばれるものである。委員会は,提案されたいかなる介入も,害よりも益となる,すなわち,線量の低減による損害の減少が,介入の害と社会的費用を含めた経費を正当化するのに十分であるべきである,と勧告している。 〔103〕(1)放射線に関係する計画された活動が,総合的に見て有益で、あるかどうか,すなわち,その活動の導入又は継続が,活動の結果生じる害(放射線による損害を含む)よりも大きな便益を個人と社会にもたらすかどうか;あるいは(2) 緊急時被ばく状況又は現存被ばく状況において提案されている救済措置が総合的に見て有益でありそうかどうか,すなわち,その救済措置の導入や継続によって個人及び社会にもたらされる便益が,その費用及びその措置に起因する何らかの害又は損傷を上回るかどうかを決定するプロセス。 〔120〕(1)放射線に関係する計画された活動が総合的に見て有益であるかどうか,(すなわち,その活動の導入または継続が,活動の結果生じる害(放射線による損害を含む)よりも大きな便益を個人と社会にもたらすかどうか;あるいは(2)緊急時被ばく状況または現存被ばく状況において提案されている防護戦略が総合的に見て有益で、ありそうかどうか,(すなわち,その防護戦略の導入や継続によって個人または社会にもたらされる便益が(放射線による害の低減を含む)その費用およびその戦略に起因する何らかの害または損傷を上回るかどうかを決定するプロセス。 〔122〕(1)放射線に関係する計画された活動が,総合的に見て有益であるかどうか,すなわち,その活動の導入または継続が,活動の結果生じる害(放射線による損害を含む)よりも大きな便益を個人と社会にもたらすかどうか;あるいは(2)緊急時被ばく状況または現存被ばく状況において被ばくを管理する決定が総合的に見て有益でありそうかどうか,すなわち,個人および社会の便益(放射線による損害の低減を含む)が,その費用およびその決定に起因するなんらかの害または損傷を上回るかどうかを決定するプロセス。 |
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