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タイトル 面積線量、 DAP (ICRP)
英語タイトル Dose-area product、 DAP (ICRP)
説明 [93付録B]DAPは、後方散乱を除いた空気中の吸収線量と、焦点から等距離で測定されたX線場の面積との積であり、Gycm2で表される。DAPは、X線源と患者との間のビーム軸のどこでも都合のよい場所で決めることができる。
DAPは、患者と操作者の確率的影響に対する線量管理に有用であるが、皮膚への最大累積吸収線量の推定に実用的な方法ではなく、また確定的影響の予測には有用でない。
DAPは、X線管の出口ポートに置いた大面積電離箱を用いて測定することができ、又は、もしX線装置が最近のデジタルシステムであれば、X線発生装置とデジタルに記録された顎の位置のデータを用いてDAPを計算することができる。DAPは、もしX線装置に適切なモニタリング機器が取り付けられていれば、撮像手順を妨げることなく日常的に決めることができる。
測定機器が空気中の吸収線量でなく空気カーマで校正されているときには、専門家によっては「空気カーマ面積積(air kerma-area product)」という量を用いることがある。