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タイトル 特殊モニタリング
説明 放射線モニタリングの一つで、現実に起きたか、あるいは起きた疑いのある異常事態に適用されるモニタリング。放射線モニタリングは作業環境のモニタリングと作業者個人モニタリングの二つに大別できる。 作業環境のモニタリングでは、放射線作業で、作業場所に関する、管理に必要なより詳細な情報が得られないような状況、あるいは事故又はその疑いがある異常な状況に応じて実施される。個人モニタリングでは、異常な状況により、作業者個人に外部放射線による体外被ばくがあった場合又はその疑いがある場合(個人外部被ばくモニタリング)、あるいは作業者個人に放射性核種の体内摂取が起きたかその疑いがある場合(個人内部被ばくモニタリング)に実施される。
ここでいう「異常な状況」とは事故や小事故を指すのみでなく、日常モニタリング及び作業モニタリングの結果、事業所が定める管理基準値以上の被ばく又は予め予期した線量(率)以上の被ばくがあったか疑われた場合、あるいはそれらのモニタリングの結果、有意な放射性核種の摂取が明らかになったか疑われた場合を含める。特殊モニタリングでは利用できる適切なモニターや検査方法などを日常及び作業モニタリングで通常使用されるモニターや検査法などに追加して実施される。
キーワード
図表
参考文献 DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所)
参照サイト https://www.icrp.org/docs/P54_Japanese.pdf
ICRP Publication 54, 作業者による放射性核種に関する個人モニタリング:立案と解釈(1991)
作成日 2019/03/01
更新日