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タイトル | 骨親和性放射性同位元素 |
説明 | ヒトの骨に集りやすい放射性同位元素(「向骨性核種」ともいう)。骨の無機質成分はカルシウムの化合物が主であるが、このカルシウムと化学的に似通った性質の元素、例えば、ストロンチウム(Sr)、ラジウム(Ra)、プルトニウム(Pu)なども骨に集まる性質がある。 骨親和性放射性同位元素は骨表面に沈着し、次第にカルシウムと混じって骨深部に到達し、長期間滞留する。そのため、物理学的半減期の長い骨親和性放射性同位元素は、骨表面の細胞(骨芽細胞等)を照射し続けて、骨がんを発生させる。また骨髄を照射し、赤色骨髄の造血機能障害や造血細胞由来のガンを誘発することもある。90Sr、226Ra、239Puなどの骨親和性同位元素は、飛程の短いβ線やα線放出核種であるため、放射線防護上、体外から被ばくする外部被ばくに比べて、体内に取り込まれ、骨に集積して被ばくする内部被ばくが重要である。 |
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参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) |
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作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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