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大分野 | 線源(計測・評価を含む) |
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中分野 | 元素・放射性核種 |
タイトル | 放射性同位元素 |
説明 | 原子番号(陽子数)が同じで質量数(陽子数+中性子数)の異なる元素を同位体とよび、このうち原子核が放射性崩壊(壊変)することが知られている元素を放射性同位元素という。 同位体には放射性同位元素の他にも安定同位元素がある。例えば、原子番号1の水素の場合3種類の同位体が知られており、質量数1の軽水素(1H 又は H で表される)と質量数2の重水素(2H 又は D で表される)が安定同位元素で、質量数3の三重水素(トリチウムとも呼ばれ、3H 又は T で表される)は放射性同位元素である 従来、安定同位元素として扱われていたものが、209Biのように後に壊変することが証明され、放射性同位元素として扱われるようになった元素もある。 同位元素は英語名からアイソトープともいい、放射性同位元素はラジオアイソトープともいう。原子核の種類に着目した場合、「放射性核種」という言葉を使うこともある。 放射線障害防止法では放射性同位元素は「りん三十二、コバルト六十等放射線を放出する同位元素及びその化合物並びにこれらの含有物(機器に装備されているこれらのものを含む。)で政令で定めるもの」と定義されており、電離放射線障害防止規則(以降、電離則)では「放射線を放出する同位元素」と定義している。放射線障害防止法等と電離則等では「放射性同位元素」の定義の範囲が違うことに注意が必要である。(電離則の場合、放射性同位元素を含む化合物や含有物を含める場合は「放射性物質」を使用する。) |
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作成日 | 2018/02/28 |
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