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大分野 | 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む) |
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中分野 | 疫学・リスク評価 |
タイトル | 過剰絶対リスク |
説明 | 放射線のリスク評価のための指標の1つとして用いられる。 放射線被ばくによる過剰がん死亡率を、被ばく群と対照群(非被ばく群)のがん死亡率の差として表したものを過剰絶対リスク又は単に絶対リスクという。このリスクが潜伏期以降年齢に無関係に一定である、すなわち、放射線誘発がん死亡率が各年齢とも自然がん死亡率に関係なく一定量だけ増える、とする数理モデルを絶対リスクモデルという。 過剰絶対リスクの推定値は、このモデルを被ばく集団に適用することにより、観察期間中の平均過剰がん死亡率(通常、104人・年・Gy当たりの過剰死亡数で表示)として求められる。これをリスク係数と呼び、生涯がん死亡確率の計算に用いられる。 なお「過剰」は英語「Excess」の訳語であり、「過剰絶対リスク(Excess Absolute risk)」は本来、特定の作用源に起因する「絶対リスク増加分」の意味である。したがって「過剰絶対リスク」の代わりに「絶対リスク増(加)分」ということもある。 |
キーワード | |
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参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) |
参照サイト | |
作成日 | 2015/02/28 |
更新日 |
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