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タイトル 損害 (ICRP)
英語タイトル detriment,G (ICRP)
説明 [22]集団内の”損害”とは,個々の型の悪性の影響の確率だけでなく,それら影響の重篤さも考慮に加えた,ある線量で生ずる害の”期待値”という数学的概念と定義されるものである。影響をこうむる確率をpiとし,その重篤さを加重係数gi で表すものとすれば, 人数Pから成るグループ中の損害GはG=PΣipigiである。

〔103〕あるグループが放射線源被ばくした結果,被ばくグループとその子孫が受ける健康上の害の全体。損害は多次元の概念であり,その主な構成要素は以下の確率量である。すなわち:致死がんの寄与確率,非致死がんの加重された寄与確率,重篤な遺伝性影響の加重された寄与確率,及び,害が発生した場合の寿命短縮年数。

〔115〕損害はICRP の概念である。損害は放射線源に集団が被ばくした結果,被ばくした集団と,その子孫が経験する健康上の全ての害を表す。損害は,多次元的概念である。その主要な構成要素は確率的な量,すなわち被ばくに起因する致死がんの確率,非致死がんの重みづけ確率,重篤な遺伝性影響の重みづけ確率,および害が生じた場合の寿命損失期間である。

〔118〕あるグループが放射線源に被ばくした結果,被ばくグループとその子孫が受ける健康への全体的な害。損害は多次元の概念である。その主な構成要素は以下の確率量である:致死がんの寄与確率,非致死がんの加重寄与確率,重篤な遺伝的影響の加重寄与確率,及び,害が発生した場合の寿命短縮期間。

〔122〕あるグループが放射線源に被ばくした結果,被ばくグループとその子孫が受ける健康上の害の全体。損害は多次元の概念であり,その主な構成要素は以下の確率量である。すなわち:致死がんの寄与確率,非致死がんの加重された寄与確率,重篤な遺伝性影響の加重された寄与確率,および,害が発生した場合の寿命短縮年数。