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タイトル | BCR/ABL |
説明 | 慢性骨髄性白血病のほとんどの症例では第9番染色体と第22番染色体の相互転座によってできたフィラデルフィア〔Philadelphia(Ph1)〕染色体が認められる。この転座によって9 番染色体長腕上のABL遺伝子と22番染色体のBCR遺伝子が融合し、BCR/ABL融合遺伝子という分子異常が生じる。BCR/ABL融合遺伝子にコードされたキメラタンパク質(BCR/ABL)は、著しいチロシンキナーゼ活性を持ち、白血病細胞の異常増殖を促し、アポトーシス(細胞のプログラム死)を阻害することで慢性骨髄性白血病を発症させると考えられている。ABLチロシンキナーゼ阻害薬(メシル酸イマチニブ、商品名グリベック)は、分子標的治療薬として使用されている。 |
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参考文献 | 低線量放射線と健康影響(放射線医学総合研究所 編著) |
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作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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