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タイトル | 確定的影響 (ICRP) |
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英語タイトル | Deterministic effect (ICRP) |
説明 | [96]その線量を上回ると,線量の増加に伴って影響の重篤度が大きくなるという,線量のしきいレベルが一般に存在する放射線影響。 〔103〕しきい線量と,線量の増加に伴う反応の重篤度の増加によって特徴付けられる,細胞集団の傷害。組織反応とも呼ばれている。場合によっては,確定的影響は,生物反応修飾物質を含む照射後の手順により変化しうる。 〔118〕放射線による組織細胞集団の傷害で,その発症にしきい線量をもち,かつ線量の増加にしたがって傷害の程度が増すという特徴をもつもの。これはまた「組織反応」(tissue reaction) とも呼ばれる。これらのあるものについては,放射線照射後に生物応答修飾因子*の投与などにより,障害の発症や程度を抑えることができる。 *(訳 注) 生物応答修飾因子とは,たとえば骨髄の造血幹細胞の増殖を刺激する造血因子のように,生物応答に影響を与える因子をいう。 |
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