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タイトル 組織反応 (ICRP)
英語タイトル Tissue reaction (ICRP)
説明 〔116〕しきい線量と,線量の増加に伴う反応の重篤度の増加によって特徴付けられる,細胞集団の傷害。「確定的影響」とも呼ばれている。組織反応は,場合によっては,生物反応修飾物質*を含む照射後の手順により変化しうる。

*(訳注) 1980 年代に名づけられた「確定的影響」は,近年の研究より被ばく後の治療で発症が抑えられることが明らかとなった。そのため, 2007 年勧告から「組織反応」という用語が導入された(Publication 103, (A56) 項)。高線量を受けた後でも造血系幹細胞増殖因子(G-CSF) の投与や造血幹細胞の移植により組織反応は抑制できる場合がある。生物反応修飾物質を含む手順とは,このような例を指す。

〔120〕しきい線量と線量の増加に伴う反応の重篤度の増加によって特徴付けられる細胞集団の傷害。「確定的影響」とも呼ばれている。場合によっては,組織反応は生物反応修飾物質を含む照射後の手技により変化しうる(ICRP, 2007b) 。