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タイトル | 晩発影響(晩発効果、晩発障害) |
説明 | 被ばくした個体にみられる放射線の影響は比較的短時間に現れる影響と、ある程度長い期間が経ってから現れる影響に分けられる。前者を急性効果、急性障害あるいは早期影響と呼び、後者を晩発影響、晩発効果、あるいは晩発障害と呼ぶ。 晩発影響は急性障害を耐えた場合や、低線量の放射線を分割あるいは慢性的に受けた場合に、ヒトでは数か月から数十年(マウスでは数ヶ月から数年)の期間をおいて現れる。晩発影響として挙げられる代表的な障害として、発がん(白血病を含む)、あるいは特定組織の重篤な障害として皮膚の萎縮や白内障、循環器疾患があげられる。その他に、寿命短縮や成長・組織分化の障害や、ヒトでは確認されていないが遺伝性影響などがある。 |
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参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) 飯塚大輔、放射線の晩発影響、新版「放射線医科学:生体と放射線・電磁波・超音波」 大西武雄 監修、 医療科学社、東京、p.55-.57(2016) |
参照サイト | https://www.icrp.org/docs/P118_Japanese.pdf ICRP Publication 118 「組織反応に関するICRP声明 正常な組織・臓器における放射線の早期影響と晩発影響 ─放射線防護の視点から見た組織反応のしきい線量─」、表2.2、〔168〕、〔248〕、〔253〕 (2017) |
作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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