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大分野 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む)
中分野 細胞・組織・個体レベルの影響
タイトル 晩発影響
説明 放射線の健康障害には、被ばくから症状の出現するまでの間に潜伏期間が存在することが特徴の一つである。潜伏期間の長さは、影響の種類、被ばく線量、被ばくの形式などによって異なる注。潜伏期間の長さによって放射線の影響を早期影響と晩発影響に分け、放射線被ばく後、数か月以降に出現する放射線の影響を晩発性影響あるいは後発性障害とよぶ。晩発性影響の代表的なものとしては放射線誘発がん、萎縮などの放射線の皮膚障害などがある。

注:確定的影響については、ICRP Publication 118の「表4.4 急性、分割または遷延、そして慢性照射を受けた成人の組織と臓器での1%の罹患率を指標にした、しきい線量の推定値」及び「表4.5 急性、分割または遷延、そして慢性照射により被ばくした成人における死亡に対するしきい線量の推定値」に早期影響を含めて記載されている。
キーワード
図表
参考文献 ・ICRP, 組織反応に関するICRP声明/正常な組織・臓器における放射線の早期影響と晩発影響 -放射線防護の視点から見た組織反応のしきい線量-, Publication 118 (2017)
https://www.icrp.org/docs/P118_Japanese.pdf
参照サイト
作成日 2017/10/16
更新日