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大分野 | 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む) |
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中分野 | 細胞・組織・個体レベルの影響 |
タイトル | 間期死 |
説明 | ICRP Publication118[2017]では「照射細胞の分裂期到達前の細胞死」と定義されている。 放射線照射後に見られる細胞死の一分類で、分裂死と対比され、さらに低感受性間期死と高感受性間期死とに分類される。前者は大線量を被ばくした細胞が、生存に必要な生化学反応を維持できなくなり、細胞分裂を経ることなく死に至る過程のことで、神経細胞、筋肉細胞など分裂能を失った細胞の死の過程もこれに含まれる。後者はリンパ球あるいは生殖細胞などで見られ、比較的小さな線量で、細胞に備わっている死のプログラムが起動されて死に至るもので、アポトーシスに相当する(「間期死」が同意語として用いられることもある)と考えられている。 |
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図表 | |
参考文献 | ・ICRP, 組織反応に関するICRP声明/正常な組織・臓器における放射線の早期影響と晩発影響 -放射線防護の視点から見た組織反応のしきい線量-, Publication 118 (2017) https://www.icrp.org/docs/P118_Japanese.pdf |
参照サイト | |
作成日 | 2017/10/16 |
更新日 |
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