提供: SIRABE
大分野 | 防護(放射線管理・規制を含む) |
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中分野 | 防護体系 |
タイトル | 介入 |
説明 | ICRP publication 104「放射線防護の管理方策の適用範囲」の用語解説によると「総被ばくを低減させることのできる人間活動」のこと。現に被ばくをもたらす線源、被ばく経路及び被ばくする個人が存在し、その総被ばくを減らすために、線源を撤去したり、被ばく経路を変えたり、被ばくする個人の数を少なくするような人間活動をいう。 例えば、原子力施設の事故の場合、公衆の防護のために採用される退避、避難、ヨウ素剤配布、飲食物摂取制限などの防護活動、及び、屋内ラドンに対する措置、放射性物質を含む残渣に対する措置などがこれに相当する。 ICRP Publication 96では「介入」(lntervention)を「管理された行為の一部ではない,又は事故の結果として制御できない,あるいは(この文書の文脈上)放射線攻撃に含まれる,線源からの被ばく又は被ばくの可能性を低減もしくは回避することを意図したあらゆる活動」と定義している。 ICRP2007年勧告では、放射線被ばくが発生することがある3つの状況(計画被ばく状況、緊急時被ばく状況及び現存被ばく状況)をそれぞれ特徴付けるために、状況に基づいたアプローチを用いている。そこにおける「介入」という用語は被ばくを低減する防護「対策」の記述に限定し、一方で、「緊急時被ばく」または「現存被ばく」という用語を、被ばくを低減するためにそのような防護対策を必要とする放射線の被ばく状況を記述するために使用することがより適切であるとしている。 |
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参考文献 | ・ICRP, 国際放射線防護委員会の2007年勧告, Publication 103 [47][50](2009) https://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf |
参照サイト | |
作成日 | 2018/02/28 |
更新日 |
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