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大分野 | 線源(計測・評価を含む) |
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中分野 | 線量・単位 |
タイトル | 低LET放射線 |
説明 | 放射線は媒質中で電子との相互作用などによりエネルギーを与えながら、自らのエネルギーを失う。この単位長さ(例えば1mm)当たりに媒質に与えるエネルギーのことをLET(linear energy transfer, 線エネルギー付与)といい、LETが低い放射線を低LET放射線という。具体的には、光子線(X線やγ線)や電子線(β線など)をさす。 DNAへは直接影響を与えるよりも、細胞質中にフリーラジカルを発生させ、間接的に影響を与えることが多いとされている。そのため、細胞中の酸素の濃度、フリーラジカルを捕捉する物質の存在、細胞周期のどこにあたるか(M期であれば効果が高い)により、影響が変わる。 ICRP Pub.118では、「低線エネルギー付与(Low linear energy transfer)」を「放射線の飛跡に沿って生じる単位長さあたりの電離密度が低いことをいう。このような放射線としては,電子線やX 線がある。」と説明しているが、これは低LET放射線のことである。 |
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図表 | |
参考文献 | |
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作成日 | 2018/02/28 |
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