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大分野 線源
中分野 計測器・計測方法
タイトル シンチレーション式サーベイメータ
説明 シンチレータを検出器とするサーベイメータである。γ(X)線測定用には NaI:Tl シンチレータが用いられ、α線測定用にはZnS(Ag)シンチレータが用いられる。γ(X)線の測定原理は、直径2.5cm、長さ2.5cm程度の円筒状の NaI:Tl シンチレータに放射線が入射するとシンチレータ中で微弱な発光が生じ、この光を光電子増倍管で電流に変換してエネルギーに比例した波高の電流パルスを得る。これを増幅して線量当量率単位でメータに表示する。
シンチレーション検出器は、高感度で分解時間が良く低線量率を安定に測定できるが、検出効率がエネルギーによって大きく変化するため、エネルギー特性が悪い。しかし、この検出器にエネルギー補償回路を付加し、1cm線量当量に対して良好なエネルギー特性を有する測定器が市販されている。
キーワード
図表
参考文献 DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所)
参照サイト
作成日 2015/02/28
更新日