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分野 | |
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問 | ICRP勧告においては、年齢や性別等による被ばくの影響の違いを考慮しているのでしょうか。 |
答え | ICRPは、ICRP1990年勧告[1991]において、年齢や性別による致死確率係数の違いを評価した結果、それらの係数は、異なる名目確率係数の使用を必要とするほど差が大きくないと考えました。そのことから、名目致死確率係数という、年齢や性別に依存しない単一の係数を放射線防護の目的とする評価に使用しました。 ICRP2007年勧告[2009]では、「組織加重係数の値と損害の推定値に関わる不確実性を考慮して、委員会は年齢と性に平均化された組織加重係数とリスク推定値を利用することが、放射線防護の目的に適切であると考える」と記載されており、1990年勧告の考えを引き継いでいることがわかります。 |
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参考文献 | ・ICRP, 国際放射線防護委員会の1990年勧告, Publication 60 (1991) https://www.icrp.org/docs/P60_Japanese.pdf ・ICRP, 国際放射線防護委員会の2007年勧告, Publication 103 [33](2009) https://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf |
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作成日 | 2018/02/28 |
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