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大分野 影響
中分野 細胞・組織・個体レベルの影響
タイトル 遺伝有意線量
説明 遺伝有意年線量とは、各個人の生殖腺線量に、被ばく後受胎される子供の期待数をそれぞれ掛けて平均した値である。子供の期待数などに関して不確実さが大きいことなどから、最近ではこの値はほとんど用いられていない。

放射線被ばくによる遺伝的影響は放射線によって生殖細胞に誘発される突然変異によって生ずる。生殖細胞の突然変異の誘発数は生殖腺の吸収線量によって決まるが、被ばくによって生じた突然変異も子孫にうけつがれなければ障害として現れない。
遺伝有意線量
遺伝有意線量=生殖腺線量×子供の期待数
で表される。

遺伝有意線量を遺伝線量ということもある。集団の遺伝有意線量は遺伝有意年線量に、集団の各人が受胎から子供をもつまでの平均年齢を掛けて算出される。
キーワード
図表
参考文献 DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所)
参照サイト
作成日 2015/02/28
更新日