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タイトル 緊急モニタリング
説明 緊急モニタリングは、放射性物質放射線の異常な放出またはそのおそれがある場合に実施される環境モニタリングである。緊急時モニタリングの目的は、原子力災害による環境放射線の状況に関する情報収集と運用上の介入レベルOILに基づく防護措置の実施の判断材料の提供および原子力災害による住民等と環境への放射線影響の評価材料の提供にある。そのため、緊急時モニタリングでは、時間的・空間的に連続した放射線状況を把握する。
 緊急モニタリングは、初期(危機管理)、中期(影響管理)、復旧期(復旧/長期復帰活動)の3段階で実施される。 初期モニタリングの結果はOIL(Operational Intervention Level:運用上の介入レベル。)に照らし合わせて防護措置に関する判断等に用いる。発電用原子炉施設を対象とした初期モニタリングにおいては、放射性物質沈着後の数時間から数日間の間に、空間放射線量率や放射性物質濃度等の状況(変化と影響範囲)を把握するとともに、放射性物質の放出情報(放出源情報)を含め、避難、屋内退避及び飲食物の摂取制限などの防護措置の判断に必要な情報を、時宜を得て把握することを目的とする。
 中期および復旧期のモニタリングは,住民などの個人被ばく線量の推定,被ばく線量低減の方策,避難区域みなしの判断を行うために実施される.なお、中期及び復旧期の緊急モニタリングの在り方については「緊急時モニタリングについて(原子力災害対策指針補足参考資料)」において、将来の検討課題としてとりあげている。
キーワード
図表
参考文献
参照サイト https://www.rist.or.jp/atomica/database_bun.html
ATOMICA、緊急時モニタリングの体制と実施方法(2013年改正) (11-03-06-03)
https://www.nsr.go.jp/data/000027739.pdf
原子力規制庁監視情報課、緊急時モニタリングについて(原子力災害対策指針補足参考資料)、平成29年3月22日
https://www.nsr.go.jp/data/000027739.pdf
緊急時モニタリングについて(原子力災害対策指針補足参考資料)
作成日 2019/03/01
更新日