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大分野 線源(計測・評価を含む)
中分野 線量・単位
タイトル 基準放射線
説明 放射線の線質の違い、すなわちLETの違いによる生物学的な影響の違いを表す指標として用いられる生物学的効果比(生物効果比, RBE)を求める際に、試験放射線と同じ生物学的効果を得るために比較として用いられる放射線である。標準放射線ともいう。これまでX線やγ線などの光子が幅広く利用されてきたが、特定の光子を基準放射線として定めていない。そのため、ICRP Publication 92[2005]では、硬γ線は光子線の中で最も低いLETを持つ、がん誘発と寿命短縮(及び確定的影響)の大部分の実験動物実験による研究にγ線が用いられた点などから、基準放射線としては、硬γ線が好ましいと言っている。また、ICRP2007年勧告には基準放射線について、すべてのRBE関連研究には使われた基準放射線についての情報が必要であると明記している。
キーワード
図表
参考文献 ・ICRP, 国際放射線防護委員会の2007年勧告, Publication 103 [B84] (2009)
https://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf
参照サイト
作成日 2018/02/28
更新日