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大分野 線源
中分野 線量・単位
タイトル 一人あたり線量
説明 集団の被ばく線量を集団の総人数で除して集団の一人あたり線量としたり、国民総人口で除して国民一人あたりの線量とすることがある。
いずれも一人あたり線量であるが、その内容は全く異なることがある。
例えば、放射線診断には(a)一般エックス線診断、(b)エックス線CT(エックス線コンピュータ断層撮影法)、(c)集団エックス線検診、(d)歯科エックス線診断及び(e)核医学診断(放射性医薬品を人体に投与し、体外である臓器の放射能分布を測定する方法など)がある。
これらの診断による被ばく線量を比べるためには、診断を受ける患者一人あたりの実効線量が必要であり、医療被ばくを他の環境被ばくと比較するために国民一人あたりの実効線量が必要である。
患者の延べ人数が国民人口を超える場合には、国民一人あたりの実効線量が患者一人あたりの値を上回ることが判る。一人あたり線量とした場合、行為における一人あたり(一件あたりといった方が良い)か行為を受けなかった人達を含めたある集団における一人あたりかによって、線量の値はかなり異なることがあるので注意すべきである
キーワード
図表
参考文献 DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所)
参照サイト
作成日 2015/02/28
更新日