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大分野 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む)
中分野 分子レベルの反応
タイトル アルキル化
説明 一般的には化合物の水素原子を炭化水素などの有機基で置換する反応をいう。放射線生物学では通常、DNAのアルキル化を指す。多くの発がん物質(メチルニトロソウレア(MNU)、メチルメタンスルホネート(MMS)、メチルニトロソグアニジン(MNNG)、ジメチルニトロソアミンなど)やある種の制がん剤(ナイトロジェンマスタードなど)は、生体内で直接又は代謝されたのちDNA塩基のアルキル化を起こす。 特にグアニンやアデニンがアルキル化されやすく、突然変異の誘発や細胞のがん化、細胞死の原因となる。
生物はこれらのアルキル化されたDNAを修復する機構を備えており、アルキル化塩基を除去する酵素(グリコシレース)やアルキル基を取り去る酵素(アルキルトランスフェレース)が、大腸菌、酵母、マウス、ヒトなどで広く確認されている。
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参考文献
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作成日 2018/02/28
更新日