提供: SIRABE
移動先: 案内検索
大分野
中分野
タイトル Bcl-2遺伝子
説明 Bcl-2遺伝子は、1985年にTsujimoto & Croceによりがん遺伝子として発見された。アポトーシス(細胞のプログラム死)の負の制御因子としての機能を有する。Bcl-2に構造的に類似しタンパク質が多数同定されており、これらは Bcl-2ファミリーと呼ばれている。機能的には、Bcl-2やBcl-xLのようにアポトーシスを抑制するものとBaxやBakなどのようにアポトーシスを促進するものに大別される。このように機能が相反するメンバーの多くは、互いに結合することができる。そのため、Baxタンパク質はBcl-2タンパク質とヘテロ二量体を形成することにより、Bcl-2タンパク質が持つ細胞死抑制の機能を抑えることが知られている。
キーワード
図表
参考文献 低線量放射線と健康影響(放射線医学総合研究所 編著)
参照サイト Y Tsujimoto and C M Croce, Analysis of the structure, transcripts, and protein products of bcl-2, the gene involved in human follicular lymphoma. Proc Natl Acad Sci U S A., 83(14): 5214-5218 (1986)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC323921/
作成日 2019/03/01
更新日