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大分野 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む)
中分野 分子レベルの反応
タイトル APC(がん抑制遺伝子)
説明 APC(adenomatous polyposis coli)遺伝子はヒト5番染色体に存在し、大腸腺腫症の原因遺伝子として日本人の研究者により単離されたがん抑制遺伝子である。
常染色体優性の遺伝性疾患である家族性大腸腺腫症(familial adenomatous polyposis)は大腸に数百から数千に及ぶ腺腫が発生する。APC遺伝子は、家族性大腸腺腫症の約70%にこの遺伝子の変異が認められている。
また一般の大腸がん発生の初期の段階に深く関与する遺伝子である。
数々のトランスジェニックマウス(遺伝子導入マウス)並びにエチルニトロソウレア処理のマウスより開発されたmin マウス(multiple intestinal neoplasia)の解析により、このAPC遺伝子が家族性大腸腺腫症の原因遺伝子であることがFearonとVogelsteinにより確認された。
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図表
参考文献
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作成日 2018/02/28
更新日