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大分野 | 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む) |
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中分野 | 疫学・リスク評価 |
タイトル | 相対生存率 |
説明 | 治療効果を表わす指標で、一般人集団の生存確率(A)に対する、ある治療を施した患者集団の生存確率(B)の比(A/B)。 例えば、高齢者では、がん患者に限らず一般人でも死亡率が高い。 がん治療患者の予後の評価に、がん患者集団の生存確率を同じ性・年齢別構成の一般人集団のそれと比較することがある。 前者を観察生存率、後者を推定(期待)生存率と呼ぶこともある。 生存確率は時間経過とともに1から0へ単調減少するが、相対生存率ではこの性質は保証されない。 相対生存率は取り扱いが難かしい統計量であり、生存確率と表裏一体である各単位時間の条件付死亡率をログランクテストやハザード関数のモデル化によって評価する。 相対生存率を算定するためには患者に無作為抽出で治療を割り当てる臨床試験が理想的である。 |
キーワード | |
図表 | |
参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) |
参照サイト | |
作成日 | 2015/02/28 |
更新日 |
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