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タイトル | 残存線量 (ICRP) |
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英語タイトル | Residual dose (ICRP) |
説明 | [96]残存線量とは,各々の経路から残っている線量(予測線量から回避線量を差し引いたもの)である。事象後長時間残っている可能性のある残存線量からの長期被ばく状況を通常含むような長期的な意思決定では,関連する量は年(実効)線量であり,これは,以下のように示すことができる-- 現存年線量,すなわち,その事態が発生した人の居住環境にすでに存在する長期被ばくの全ての持続する線源によって生じる年線量の合計;追加年線量,すなわち,事象の結果として現存年線量に加わる年線量;及び/又は,回避年線量,すなわち,行われるかもしれない防護対策により,現存年線量から除かれる年線量。 脚注:それぞれの介入は,その利点に基づいて判断されるが,重篤な確定的健康影響が生じる可能性があるので,防護対策の履行後におけるあらゆる経路からの残存線量の合計は検討の下に置くべきである。 〔103〕防護措置が完全に履行された後に(又は,いかなる防護措置もとらないという決定がなされた後に)被ると予想される総量。 〔104〕すべての防護策を講じた後に残る線量 |
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