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タイトル | 小頭症 |
説明 | 小頭症とは、脳の発育が悪く、頭蓋及び大脳半球が異常に小さい状態をいう。頭蓋早期癒合のために頭蓋が大きくならず、外見上は小頭症のように見えるが脳には異常がない狭頭症とは区別されている。 小頭症は、精神遅滞を伴うものが多いが、すべてが精神遅滞を伴うとは限らない。原因としては、遺伝要因の他、発育中の胎児の酸素欠乏、中毒、放射線、感染症、母体環境異常等がある。一般に、脳の大きさを図ることは困難なので頭囲を測定し、標準より頭囲の小さいもの、特に性-年齢別平均値よりも標準偏差の2倍以上小さい頭囲を小頭囲として、これを小頭症の指標として扱って調査している場合もある。胎内原爆被爆者では、被爆線量の増加に伴い、小頭症や知的障害のリスクが増加している。 |
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参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) 放射線被曝者医療国際協力推進協議会 編、原爆放射線の人体影響 改訂第2版、文光堂、東京、402p(2012) |
参照サイト | https://www.rerf.or.jp/programs/roadmap/health_effects/uteroexp/physment/ 公益財団法人 放射線影響研究所 これまでの成果と今後の研究「胎内被爆者の身体的・精神的発育と成長」 |
作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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