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大分野 線源(計測・評価を含む)
中分野 線量・単位
タイトル ベータ線
説明 β線(ベータ線)とは、放射性崩壊に伴い原子核からエネルギー(運動のエネルギー)を持って放出される電子又は陽電子の流れのことをいう。放射性崩壊の形により電子(β-線)が放出される場合と陽電子(β+線)が放出される場合がある。β線はアルミニウムなど薄い金属板などによって止まる。
β線を放出する放射性崩壊をβ崩壊と呼ぶが、これにより放出されるβ線は最大エネルギーまでの広い範囲のエネルギーを有し、その最大エネルギーは放射性核種により固有である。また、β線はγ線に比べ電離作用が強く組織中でのエネルギー損失が大きいので、β線による外部被ばくは、皮膚の不感層直下(不感層の厚さは70μm)の線量を測定して被ばく線量を評価しなければならない。この線量は 70μm 線量当量と呼ばれている。
β線が遮蔽により減速する際、一部のエネルギーがX線として放出される。そのため遮蔽の際にはそのX線についての遮蔽が必要となる。
キーワード
図表
参考文献 https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1314251.htm
高等学校教師用解説書
参照サイト
作成日 2018/02/28
更新日