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大分野 線源(計測・評価を含む)
中分野 元素・放射性核種
タイトル WLM
説明 WL(Working Level)はラドン濃度を示す単位で、ICRP Publication 115〔2017〕によると「1リットルの空気中に1.3×10^5MeVのポテンシャル・アルファ・エネルギー注を放出するラドンの短寿命子孫核種の任意の混合濃度。1WL = 2.08×10^-5J/m3」と定義されている。
 WLM(Working Level Month)は、そのような濃度の中でどのくらい居たかを月数を掛けることによって表した累積被ばく線量の単位である。ICRP Publication 115における1WLMの定義では、「1作業月(=170時間で計算)にわたって、1WLの濃度の空気を呼吸することによる累積被ばく量」となっている。
222Rn濃度が144Bq m-3(平衡比 0.5)の空気を1年間吸入する場合の積算内部被ばく線量が1WLMに相当するとされている。

注:ラドン-222の子孫核種から鉛-210に、あるいはラドン-220の子孫核種から鉛-208に完全に崩壊するまでに放出されるα線のエネルギーの総和
キーワード
図表
参考文献 ICRP32
https://www.icrp.org/docs/P32_Japanese.pdf
ICRP115

J D Appleton, Radon: sources, health risks and hazard mapping
https://nora.nerc.ac.uk/1466/1/Appleton_JD_2007_Radon_sources
_health_risks_and_hazard_mapping_AMBIO_36_1_85-89.pdf
参照サイト
作成日 2018/02/28
更新日