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大分野 | 国際的機関の見解 |
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タイトル | UNSCEAR2013年報告書「2011年東日本大震災後の原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響 |
説明 | 2011(平成23)年5月、UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)は、ウィーン国際センターにて開催された第58回会合において、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故についてデータを集積して評価し、報告書を取りまとめることを決定した。世界18か国及び様々な国際機関から派遣された専門家が、事故がもたらした放射線被ばくのレベルと、人の健康及び動植物への影響について科学的視点から評価検討を行い、報告書を取りまとめた(2014(平成26)年4月公表)。報告書の内容は、放射性物質の拡散、公衆・作業員の被ばく線量と健康影響の推定のみならず、人以外の動植物への影響推定など、幅広く網羅している。 同年6月には、報告書主文の日本語版を公表した。UNSCEARが報告書主文を国連の公用語ではない日本語に翻訳し、かつ関連するホームページに日本語の説明を加えたことはかつてないことである。さらにその後、報告書の内容の理解を目的とした説明会が、福島県内をはじめとする日本各地で開催された。 報告書には主に以下の内容が含まれている。 ≪1.放射性物質の放出≫ ≪2.公衆の被ばく線量評価≫ ≪3.公衆の健康影響≫ ≪4.作業者の被ばく線量評価≫ ≪5.作業者の健康影響≫ なお、UNSCEARは2015年、2016年、及び2017年に上記報告書刊行後の進展に関連して、UNSCEARの今後の作業計画を指し示す白書を公開している。2016年白書では、2015年白書と同様の6つの主な領域(放射性核種の大気中への放出、拡散、沈着;放射性核種の水域への放出、拡散、沈着;公衆の線量評価;作業者の線量評価;作業者と公衆における健康影響;ヒト以外の生物相における線量と影響)について記載している一方で、新たなテーマとして、陸域及び淡水域環境における放射性核種の移行が加えられた。2017年白書では日本の研究者が現在進行している主な研究プロジェクト/プログラムについても記載されている。これら白書も同様に日本語で公開されている。 |
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参考文献 | |
参照サイト | https://www.unscear.org/unscear/en/fukushima.html UNSCEAR、The Fukushima-Daiichi nuclear power plant accident https://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g66.html 首相官邸、東電福島第一原発事故に関するUNSCEAR報告について https://www.unscear.org/unscear/en/publications/Fukushima_WP2017.html UNSCEAR、東日本大震災後の原子力事故による放射線被ばくのレベルと影響に関するUNSCEAR 2013年報告書刊行後の進展 |
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