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大分野 | 放射線防護 |
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中分野 | |
タイトル | セミパラチンスク核実験 |
説明 | 「ポリゴン」の名前でも知られているセミパラチンスク(Semipalatinsk)核実験場(カザフスンの北東に位置する)は、ノバヤゼムリャ島とともに、旧ソ連邦の核実験場として長年使われてきた。面積は18,500km2で、市街地から南西70km以上離れている。 セミパラチンスクで最初に核実験が行われたのは1949年8月29日である。それ以降、地上で30回(うち5回は不成功)、大気中で88回、地下で348回、合計456回(非公表を含めると468回ともいわてれる)の核実験が実施され、1989年10月19日に閉鎖された。セミパラチンスク核実験場は軍事施設であるため、核実験に関する情報は、いまだに全てが明らかになっているとはいえない。 2001年から2009年にかけて財団法人 放射線影響協会が周辺住民等の健康調査を行った。その結果、線量の増加に伴い男女共通して循環器系疾患、特に虚血性心疾患による死亡の増加が確認されたことを報告している。 当地では南西風が卓越しており、カザフスタン領土だけでなく、東側のアルタイ地域(ロシア領土)への影響もあったと見られている。 |
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参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) |
参照サイト | https://www.rea.or.jp/ire/pdf/publication/semipalatinsk.pdf 財団法人 放射線影響協会. 2010. セミパラチンスク地域周辺住民等健康影響調査(平成13年度-平成20年度調査結果)報告書 |
作成日 | 2019/03/01 |
更新日 |
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