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大分野 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む)
中分野 分子レベルの反応
タイトル スーパーオキサイド
説明 活性酸素の一つ。
酸素分子が1電子還元されたもの(O2-)で、過酸化水素の前駆物質である。過酸化水素は鉄や銅の存在下で反応性の極めて高い活性酸素、ヒドロキシラジカルを生じる。またスーパーオキサイドは一酸化窒素との反応により酸化力の強いペルオキシ亜硝酸を生じることも知られている。白血球、マクロファージなどの細胞で生成されるスーパーオキサイドは、ヒドロキシラジカルやペルオキシ亜硝酸を生じることにより、病原菌の不活化などの重要な役割を担っている。一方、呼吸代謝の副産物として発生するスーパーオキサイドは、DNAの酸化的損傷やある種の酵素の不活性化、脂質の過酸化など、突然変異や細胞障害の原因となることから、がん老化に関与していると考えられている。
キーワード
図表
参考文献
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作成日 2018/02/28
更新日