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大分野 | 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む) |
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中分野 | 疫学・リスク評価 |
タイトル | Hillの基準 |
説明 | リスク要因(例えば放射線)と病気の発生率との関係について疫学調査が行われた結果、リスク要因と病気発生との関連が統計的に有意であると判断されたとしても、それは単に関連性がみられたにすぎず、この結果だけをもって因果関係があるとまではいえない。 リスク要因が病気の発生と因果関係がある(リスク要因が病気発生の原因である)とするための判断基準としてHillの提唱した6個の基準が用いられている。 a)関連の強固性(相対リスクが大である、例えば3以上) b)用量・効果関係(リスク要因が増加するに伴って病気の発生率が増大する) c)関連の時間的関係(リスク要因の方が病気の発生より時間的に前に作用している) d)一致性(どの調査でも同じ結果が得られる) e)特異性(その結果はいつでも特定要因によって起きる) f)生物学的妥当性(疫学的調査結果が実験的に証明されるか生物学的に理解できる) 最終判断は個々の判断基準を総合して行う。 |
キーワード | |
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参考文献 | https://www.env.go.jp/air/report/h20-01/mat06.pdf 「微小粒子状物質健康影響評価検討会報告書(平成20年4月)」6.8. 疫学知見に基づく評価 、環境省 |
参照サイト | |
作成日 | 2018/02/28 |
更新日 |
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