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大分野 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む)
中分野 細胞・組織・個体レベルの影響
タイトル 細隙灯顕微鏡
説明 眼科に行くと問診の後、暗室に入り、ある装置に顎を乗せて、目に光を当てた状態で、反対側から医師が目の様子を観察するが、その装置のことを、細隙灯顕微鏡と呼ぶ。
細隙灯顕微鏡は、眼疾患の診断には不可欠の検査器機で、日常の眼科診療に最もよく使用されている。
眼球には、前方から角膜、前房、水晶体、硝子体と呼ばれる透明組織がある。この透明組織に斜め前方から細いスリット光(細隙光)をあてて照明すると、光で切断された組織の断面の切片ができる。 この断面を正面から双眼の生体組織顕微鏡で、通常12倍(5~30倍まで数段階可変)に拡大して観察する。顕微鏡を前後に移動して前後にピントを合わせながら、また上下、左右に移動して病変を観察できる。特殊なコンタクトレンズを併用すれば眼底なども見られる。緑内障、白内障、結膜炎、虹彩炎などの目の病気の診察に用いられる。放射線に関しては、水晶体(白内障)の詳細な観察に本装置は欠かせない。
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参考文献
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作成日 2018/02/28
更新日