提供: SIRABE
大分野 | 影響 |
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中分野 | 疫学・リスク評価 |
タイトル | 系統誤差 |
説明 | 誤差とは、真の値と測定・観察によって得られた値との差をいう。 誤差は標本抽出に伴う標本誤差とそれ以外の誤差(非標本誤差)とに分類される。 非標本誤差のうち真の値との差に方向性がある誤差を系統誤差という。 例えば、日本人のがん罹患率を推定する場合に、ある職業人の集団を対象として調査したならば、職業人の集団は一般に健康管理が行きとどいているために日本人全体の真の罹患率よりも低い罹患率が得られることが予想される。 これは調査対象の選択の偏りによる系統誤差である。 疫学の分野では系統誤差を偏り(バイアス)という。 非標本誤差が偶然誤差であるか系統誤差であるかを考えることは重要である。 系統誤差の除去は疫学研究における重要な課題の一つである。 |
キーワード | |
図表 | |
参考文献 | DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所) |
参照サイト | |
作成日 | 2015/02/28 |
更新日 |
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