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大分野 放射線防護
中分野
タイトル 部分的核実験禁止条約
説明 「大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約」(Treaty Banning Nuclear Weapon Test in the Atmosphere, in outer Space and under Water)という正式名称を、略して、「部分的核実験禁止条約」(Partial Test Ban Treaty:PTBT)という。核不拡散の最初のステップであり、大気圏内での核実験による環境汚染(放射性降下物)の防止には役立ったが、地下核実験は禁止していない。1963(昭和38)年8月に調印され、同年10月10日から発効した。フランス、中国のほか調印しない国もあった。2019年1月の時点で125の国連加盟国が批准、または承認されている。
地下核実験は、これ以後も継続されたので地下核実験禁止の国際世論が再び高まり、米国及び旧ソ連は1974年7月に二国間条約として地下核実験制限条約(TNT換算で150キロトン以上の実験を禁止)に調印した。
地下核実験を含むあらゆる環境における核実験を禁止する包括的核実験禁止条約(Comprehensive Nuclear Test-Ban Treaty)(CTBT)が1996(平成8)年9月の国連総会で採択され、核実験禁止についてはCTBTが担っている。
キーワード 核不拡散、大気圏核実験
図表
参考文献 DRESA「低線量放射線安全評価データベース」(2000年度制作 企画:文部科学省 制作:日本原子力研究所)
参照サイト UNODA, Treaty Banning Nuclear Weapon Tests in the Atmosphere, in Outer Space and Under Water
https://disarmament.un.org/treaties/t/test_ban
作成日 2019/03/01
更新日