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大分野 | 影響(生体応答・生物影響・健康影響を含む) |
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中分野 | 分子レベルの反応 |
タイトル | 性染色体 |
説明 | 染色体により雌雄が決まる生物が持ち、雌雄の決定に関与する染色体を性染色体(sex chromosome)と呼ぶ。 性染色体上には雌雄の決定や生殖細胞の形成に関与する遺伝子が存在することが明らかになっている。正常なヒトの場合、性染色体がは2本あり、雄(男)の場合はX染色体とY染色体の各1本ずつ、雌(女)の場合はX染色体2本から構成されている(このような性染色体の組み合わせをXY型と呼ぶ)。XY型の生物では、雌はX染色体を持つ卵子を形成するのに対して、雄はX染色体とY染色体のどちらかを持つ精子を形成する。 生物種によっては性染色体を持たないものがあり、ハチなどの一部の昆虫などでは、二倍体が雌となり、半数体(単数体)注1が雄となることが知られている(このような性染色体の組み合わせをXO型と呼ぶ)。また、ワニなどの一部の爬虫類では、発生段階の特定の時期の温度により性が決定され、この場合も性染色体はない。 注1)日本遺伝学会監修の「遺伝単」では「半数体」を「単数体」と用語を改訂することを提案しています。 |
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作成日 | 2018/02/28 |
更新日 |
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