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大分野 | 防護(放射線管理・規制を含む) |
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中分野 | 防護体系 |
タイトル | エアロゾル |
説明 | 気体中に浮遊懸濁(分散)している固体又は液体の微細な粒子。煙霧質ともいう。 放射性核種を吸入する場合は当該核種が粒子内で均等に分布すると仮定する。そしてエアロゾルサイズを空気力学的放射能中央径(Activity Median Aerodynamic Diameter-AMAD)で示す。 吸入に関するICRPの呼吸気道モデル(ICRP Publication 66 [1994])では、沈着に関わるエアロゾルサイズは0.6nmから100μmの間のものとしている。このモデルでは呼吸気道への侵入と沈着はエアロゾル粒子の粒径分布に支配されると仮定している。沈着にあたっては空気力学的過程(重力沈降、慣性衝突)と熱力学的過程(拡散)の競合過程を考慮している。 そして沈着が主にこの空気力学的過程に依存するとき、通例AMAD>0.5μmのときは、空気力学的放射能中央径を使用する。また沈着が主に熱力学的過程に依存するとき、通例AMAD<0.5μmのときは、熱力学的放射能中央径(Activity Median Thermodynamic Diameter-AMTD)を使用する。 粒子径を測定できない場合のAMADの既定値(デフォルト値)は、職業被ばくは 5μm、公衆被ばくでは1μmとしている(ICRP Publication 66)。 |
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作成日 | 2017/10/16 |
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